「コーディングを支える技術」読み
もっとコードコードした本かと思ってましたけど、読み物的な内容でした。
いたって普通の内容でしたけど、普通のプログラムについてよく纏まっているので
入門〜中級の間に読むと得るものも多いのでは?
第1章 言語を効率よく学ぶには
はたしてAPLがくる未来はあったのだろうか
第5章 関数
普通の関数のお話。
第6章 エラー処理
エラー処理の基本的な話。
もっと詳しい話は、以下勉強会で取り上げている本が詳しい*2
Haskellの人はエラー処理を書かない段階に進んでいるらしいがその辺りの話はなかった
Windows系の話で、SEHは時々聞くが、C/Win32上の例外処理機構だったのね><
Javaの検査例外
考え方は正しいが、メンドクサイとのこと。なので.NETには入らなかったらしい
第7章 名前とスコープ
スコープのお話。
ネストしたスコープ(関数の入れ子)の解決に、python3ではnonlocalを使用
第8章 型
型の話。図が多いのでわかりやすい><
暗黙の型昇格
mruby関連でpython2/3で変化してたのは知っていたけど
問題点がきっちり書かれていて助かるx/2 #=> Int or Float?xがIntかFloatかで結果が変わる。人間が型情報を把握していないと行けないのは変との考えからPython3では修正。
PEP 238 Changing the Division Operator
第10章 並列処理
トランザクショナルメモリを初めてしったのが、2007/Clojure辺り。
MSさんは2005/ConcurrentHaskellで論文書いてるとのことなので、ここ最近の話ではあるんですね
で、MSさんはSTMに悲観的で.NET対応しないもようIBMさんやIntelさんがHTMのっけたから多少流れは変わるのかな?
A (brief) retrospective on transactional memory
第11章 オブジェクトとクラス
C++のクラスの概念は、ユーザ定義型。
意味を重視するならclassでなくtypeにするべきだが、設計者が新しい用語を作るのを嫌った
読み終わり><
コーディングを支える技術 ~成り立ちから学ぶプログラミング作法 (WEB+DB PRESS plus)posted with amazlet at 13.08.09