「数学ガールの誕生 理想の数学対話を求めて」読み

 まず最初に数学ガールの誕生 理想の数学対話を求めてですが、数学の話がメインの本じゃないです。


 読めば解りますが「数学ガール設計と進化」的な内容でした。
著者が講演のなかで行った「数学ガールの振り返りの発表」を一冊に纏めた本です。


 現在の数学ガールシリーズの各5冊や、コミック版について
軽く述べられているので、「ああ、あったね」や「えっ、そうだっけ」で
過去作品と一緒に読み進めると楽しめます^^*1


 まあ数学うんぬんより、「理解してもらう文章や本の書くために」的な感じでした。


読み終わった内容を個人的に三行で纏めると

  • 専門家向けじゃない本での文書(論理)構成の違い*2
  • 数学ガールは物語だけど議論はリアルな数学である
  • 息子さんと浴衣の話は鉄板っぽい

*1:コミック版は持ってないんですけどね^^;

*2:もちろんドキュメントやレポート等、対象読者で違ってくる