ruby-processing基礎操作

参考

Getting Started · jashkenas/ruby-processing Wiki · GitHub


 ruby-processingの操作は、基本「rp5」コマンドを使用します。
ruby-processingアプリを作成しながら、rp5コマンドについて説明します。

ruby-processingアプリの雛形を作成

 はい、まず最初に雛形を作成します。通常のrubyプログラミングであればエディタを開いてコードを書き出すのですが、ruby-processingは、基本となるスケルトンをrp5コマンドを用いて作成する手順を取ります。

rp5 create [sketch.rb width height]

以下のように、rp5 createコマンドを使用します。

rp5 create my_sketch.rb 800 600

と、rp5 create [rbファイル名] [横サイズ] [縦サイズ]とすることで、以下のようなrubyコードを作成してくれます。
以後、これをベースにdef setup及びdef draw関数内に処理を追加していくことによりprocessingプログラムをどんどん加工していきましょう。

# My Sketch

class MySketch < Processing::App

  def setup
    
  end
  
  def draw
  
  end
  
end

MySketch.new :title => "My Sketch", :width => 800, :height => 600

一先ずは、先ほど作成したスケルトンを確認してみましょう。

rp5 run [sketch.rb]

作成したruby-processingプログラムは、rp5 runコマンドを使用して実行します。

rp5 run my_sketch.rb

はい、800x600のプログラムが起動するのを確認できたと思います。


 基本ruby-processingプログラムでは、グラフィックス等の動作を「rp5 run」で確認しながら、プログラムを加工、「rp5 run」で確認、加工、「rp5 run」、加工...という手順になります。

 「rp5 create」コマンドで「--bare」オプションがあります。

rp5 create --bare [my_sketch.rb width height]

 これは、以下のようなrubyコードをはいてくれます。

rp5 create --bare my_sketch.rb 800 600


これは、processing言語を使っていた人のためもしくは、processing言語からの移植用オプションだと思ってます。rubyな人には関係ないでしょう。

「--bare」オプションをつけた方が良いです。詳細については以下の「ruby-processing基礎操作」の訂正 - 会者定離で以降を参照してください。

def setup
  size 800, 600
end

def draw
  
end

上記コードも問題なく実行できます。

rp5 run my_sketch.rb
rp5 --help

 rp5コマンドには、上記で説明した、「rp5 create」「rp5 run」以外に、幾つかあります。
「rp5 --help」コマンドで確認できますので、確認してみてください。

rp5 --help

 参考までに、コマンドだけ列挙しておきます。

  • rp5
    • unpack
    • run
    • create
    • watch
    • applet

 一先ずこれから使用する範囲では、上記の「rp5 create」「rp5 run」で十分です。